商品写真:蝶蒔絵杯

蝶蒔絵杯

盃の端から、今にも蝶が飛び立っていきそうな構図です。樋渡さんが想像で描いたという蝶は、研ぎ出し蒔絵のぼかし蒔きという技法を用いたもので、蝶のやわらかな雰囲気があります。光の角度によって、金粉で描いた模様が浮き出てくるので、盃を手の中でゆっくり回してみると、蝶が羽ばたいているようなイメージにも。

見込みは黒とも焦げ茶とも言えない潤みで、刷毛目跡のないツルッとした質感です。暗い光の中で盃を見ると、漆黒の中を蝶が1匹飛んでいるようにも見えて、その空気感に魅了されます。

「シンプルな図案ですから、お酒を飲む時には周りの物と取り合わせて使いやすいのではないでしょうか。この盃の中だけで完結せず、旬の魚があったり、付け合わせでお花があったりして、そこにこの蝶が近寄ったり離れたりという雰囲気が演出できるかなと思います」と樋渡さん。

盃の縁取りは、少し銀色味と錫の色味が混じり合ったような色合い。梨地粉を蒔いてからさらに錫粉を蒔き込んでいて、やさしくキラッとします。盃の裏面は石目塗りで、炭の粉を蒔いた表情のあるツヤ消しの黒色。高台の中はツヤのある黒色なので、その対比も樋渡さんらしい見せ方です。


Artist

写真:樋渡賢

樋渡賢

Ken Hiwatashi

漆芸家 蒔絵師

Item details

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種別 一点物(オーダー不可)
素材 木、漆、金属粉
サイズ φ10 × h3.1cm/22g
作家 樋渡賢
制作年 2020

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