吟醸酒というと香りの強い酒のイメージが定着していますが、小島杜氏によると「本来の吟醸酒は、お米の良いところ(中心部)を使って、米をより洗練させるという考えで造った酒のことで、清らかな酒です。自然からいただいた米を人の手でより洗練させて酒にし、神や自然に供えて豊穣の感謝や祈りを捧げた“御神酒”の考えが強く反映されています」。天穏にはその清らかな酒を造る技術が残されていて、現在の吟醸酒とは意味合いが異なるため、“山陰吟醸”という呼び方をしています。清らかさと深い余韻を持って、飲む人の身を清め、気を晴らすという山陰吟醸造りの酒。「出雲杜氏として、この伝統技法を用いて、日本酒本来の価値観を取り戻したいという想いで取り組んでいます」。
天穏 生酛純吟 土雲 つちぐも R5BY
純米吟醸
改良雄町60%
「サケル」と同様、乳酸菌が元気なまま発酵が進んだお酒「土雲」。
日本酒では珍しい酸の高さが特徴です。無窮天穏シリーズ「天雲」を醸造する過程で偶発的に生まれた、天雲の野生タイプ。
「天に漂う心地の酒をつくろうという天雲に対して、土雲は大地の中を潜って地層を掘削し、古代や原始を発掘しようとするアースダイバーや、埋もれている原始の姿を想像する土蜘蛛のイメージで名付けました」と小島杜氏。
酸度6なので、天雲とはかなり違う味わいながら、天雲になるべく造られた(突き三日ハゼ麹、低温発酵)記憶が生きていて、繊細な甘みや旨味もあって美味しいです。
白ワインやレモンサワーをよく飲まれる方、日本酒が少し苦手な方にも好まれるようです。冷やして冷酒やロックに、開栓後は日数に応じてややまろやかになり、常温で料理と合わせても杯が進みます。
美味しい飲み方
冷から常温がおすすめです。
Item details
原料米・精米歩合 | 奥出雲産改良雄町60% |
---|---|
酒母 | 生酛 |
酵母 | 協会7号+野生酵母+乳酸菌発酵(もろみ) |
度数 | 16度 |
酒度 | -2 |
酸度 | 6.0 |
保管 | 冷暗所での保存*開封後はなるべく早くお召し上がりください |
火入れ | 1回火入れ |
酒造年度 | R5BY |
醸造責任者 | 小島達也 |
醸造元 | 板倉酒造株式会社 |
熨斗紙(掛け紙) サンプル *備考欄にご記入ください
+ 手提紙袋 (黒) ¥110
手提紙袋 サンプル
+ 紙箱 (黒) ¥330
紙箱 (黒) サンプル
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filamentでは年齢確認をさせていただき、20歳未満の者へお酒を販売しないよう取り組んでいます。
山陰吟醸シリーズ
About 板倉酒造
創業1871年(明治4年)。板倉家9代佐次郎氏が酒造りをはじめる。現当主の板倉啓治氏は酒造り6代目。創業当初は「塩冶正宗」などの酒銘であったが、大正5年より「天穏」の酒銘に。地元塩冶出身の日蓮宗本山要法寺管主・坂本御前によって、仏典の「無窮天穏」という言葉から命名された。
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免許者の名称 | フィラメント |
---|---|
酒類販売管理者の氏名 | 大隅圭介 |
連絡先の所在地 | 東京都新宿区新宿2-4-2-602 |
及び電話番号 | 03-6281-9629 |
酒類販売管理研修受講年月日 | 令和5年11月9日 |
次回研修の受講期限 | 令和8年11月8日 |
研修実施団体名 | 全国小売酒販組合中央会 |